2023.09.15
製材所としての自慢である自社製材の木材と、無垢木材の風合いを生かしたデザインで、
住む人を心地よくさせる住宅です
団地にオレンジと黒の外観が映える
軒裏の板張りが上質な雰囲気を醸し出す
南洋材のメルサワのルーバーを天井から床まで並べています。
ニッチの背面にはひし形に加工された無垢板を用いています。
自然派の名のもとにただ木材を見せればよいのではありません。
上質な雰囲気づくりのピースとして、木材を生かすことも大切です。
リビング・ダイニングは合計25帖の大きなスペースです。
骨太の構造材を用いていますが、要所には構造耐力を高めるため、袖壁を配置しています。
家づくりの基本は頑丈で長持ちする事。
その本質を見失わずにデザインに活かしていくことが必要です。
リビングのテレビボードは、自社製です。
全長4.5mで、厚さ6㎝の米ヒバの一枚板でできています。
高級寿司屋のカウンターにも引け劣らない、上質な仕上がりです。
建具職人とのコラボレーションで、米ヒバ天板の下には、これまた4.5mの収納を設けています。
レコーダー類やDVD等に限らず、リビングの隠したいものはこの中へ。
組み込みなので、地震などで倒れる心配はありません。
タカラスタンダード製キッチンは、人工石天板に。
シックな内装イメージに合わせています。
先述の通り、玄関からホール廻りにはメルサワ材のルーバーを組み込んでいます。
総長さ5m、継ぐことなく一本の材料で仕上げています。
玄関の土間からホールにかけて、ヒノキの一枚板を自然の曲線を生かして組み付けました。
自然の曲線を生かすのもデザインの手法の一つです。
階段は総シロダモ(ホワイトアッシュ)製です。
硬度があり、踏み込んだ際の安定感は木造であることを忘れさせてくれるほどです。
材木屋にしかできない階段と言えるでしょう。
通し柱…ヒノキ 150㎜角
管柱 …県産スギ120㎜角
胴差 …米松
最高背420㎜×150㎜
福井県産木材の太い木材を用いた小屋組みは福井に代々伝わる豪雪地としての知恵の結集でもあります
屋根垂木は通常よりも本数を増やし、耐雪性を高めています
通常の在来構法として、筋かいを配置しつつも、外壁面に耐力面材のダイライトを補強として施工しており、耐震性を向上させている
玄関土間収納
キッチン裏 食品庫
階段下収納
二階 屋根裏収納
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